6. レバレッジとは
今日は、レバレッジについて解説します。
今日から、サラリーマンの方が副業としてやる場合の不動産投資が、他の投資(株や投資信託、FX等)と違う点は一体何か?という点、また、不動産投資を実際にやる際に注意すべきポイントについて、解説していきます。
不動産の世界で出てくる単語で「レバレッジ」というモノがあります。
このレバレッジについて今日は解説したいと思います。
“レバレッジ“(leverage)の“lever”とは、『てこ』という意味です。
『てこの原理』とは、 「小さな力で大きな物を動かす!」原理です。『投資の世界』では
「手持ちの資金よりも多い金額を動かすこと!」 です。
実際に投資した金額より大きい金額で投資できる仕組みで、FXや株の信用取引などでもレバレッジを掛けた投資が可能です。
具体例を見てみますと、あるサラリーマンが1,000万円の不動産を購入する際、レバレッジを掛けず現金で購入すると、
例①)
購入額 :1,000万円
家賃収入 :72万円 (毎月の家賃を6万円と仮定)
表面利回り : 7.2%
となります。
※実際は、税金や管理費といったコストがかかりますので、実質利回りはもっと低くなりますが。
【銀行からの借り入れによってレバレッジを掛けてみた場合の例】
例②)
購入額 :1,000万円
借入金額 : 800万円
頭金 : 200万円
家賃収入 :72万円 (毎月の家賃を6万円と仮定)
表面利回り : 7.2%
同じ金額の投資物件ですから、利回りや毎年の家賃収入は当然同じです。
ただ、最初のケースだと、投資の為に支出したお金は1000万円です。
レバレッジを掛けたケースは、投資の為に支出したお金は200万円だけです。
つまり、例①は1,000万円の投資に対して毎年72万円のリターン。
例②は200万円の投資に対して、毎年72万円のリターンとなりますので、例②の方が圧倒的に投資効率(ROI:Return On Investment、投資利益率)が良いということになります。
銀行からお金を借りて株やFXやりたい!といっても、貸してくれる銀行はまずありませんが、不動産投資の場合は、普通のサラリーマンでも融資してくれる銀行があります。
この点がサラリーマン不動産投資の最大のメリットだと思います。