4.住宅ローンの変動金利について
住宅ローンを借りるときに、変動金利にするか固定金利にするか、というのはけっこう迷われる方も多いのではないでしょうか。
変動金利:利率は安い。しかし将来的に利率があがる可能性がある。
固定金利:利率は高い。しかし将来的に利率はあがることがない。
と、一長一短です。
まず、将来的な金利上昇というのはけっこうなリスクですよね。
バブル期などは住宅ローン金利が8%!といったこともあったわけですから、今後数十年先、そのような時代がこないとも限らないですし、、、
金利が数パーセントあがるだけで、要返済額はけっこう変わってきてしまいます。
ただ、「金利」自体は半年に一度見直されるのですが、毎月返済額については半年ごとに変わったりはしません。一般的には、5年に1度の返済額見直し、というのが多いです。(つまり金利が上がったとしても、返済額自体は変わらない。返済額の中で金利と元本の占める割合が変わるだけ)
そして5年に一度金利が変更された場合の新返済額についても、従来の返済額の「1.25倍まで」とされているので、「返済額が急激に上昇して倍になった!」といったことも起こりえません。
とはいえ、、、、結局長期的に見ると、総返済額は金利が上がった分あがっていきますので、個人的には今の時代は固定金利を選ぶべきだとおもいます。
現在は超低金利時代であり、固定でも1%前後の低金利で借りることができてしまいます。特に35年間固定金利で借りることができるフラット35などは本当にオススメです。
もちろん、短期のローンで早めに返す予定、といった場合だと変動金利で安い利率で借りる方がお得だと思いますが、住宅ローンの基本は長く借りることです。10年ローンで無理して返すより、35年で組んで、余った(余裕の出た)資金は運用に回す、というのが絶対におすすめです!